こんにちは!フジホーム株式会社です。
今回は自然素材を使った抗菌・抗ウイルスの材料を紹介します!
その素材は大きく分けて「6種類」。
1.漆喰
2.ヒバ
3.スギ/ヒノキ
4.真鍮
5.柿渋
6.シラスの6種類です。
漆喰は、昔から塗り壁の建築材料として使われてきました。
抗菌、湿度の調整、消臭の能力に優れています。
漆喰の主原料は消石灰。この消石灰は強いアルカリ性の性質があります。
強アルカリはウイルスに含まれる脂質層を分解して死滅させる働きがあります。
ウイルスは高い気温と湿度が苦手なので、ビニールクロスと比べて保温・調湿効果が高い
漆喰を塗ることでウイルスの生存率を下げる効果もあります。
使用例としては、寝室・浴室・脱衣室などが挙げられます。
水周りだとカラっと乾くのでカビ防止につながります。
漆喰自体コストがかかるので、家の中に使うなら家族が長い時間を過ごす寝室など
ピンポイントで使うことをおススメします。
ヒバはヒバ材に含まれる「ヒノキチオール」が大きな特長を持っています。
それは病原性の菌類および細菌類への殺菌作用があることと、腐食しにくく耐久力がある点です。
ヒノキチオールはクロコウジカビ・アオカビ・ペニシリウムなどのカビ類に加え、O-157・コレラ菌・結核菌に抗菌作用を発揮します。
カビ・菌類の抑制のみならず、強い香りによる消臭効果やリラックス効果も高い点も評価できます。
使用例としては浴室・脱衣室・床下の土台があります。
水まわりでは湿気に強く腐りにくい特長を活かせますし、床下土台にはヒバのチップをつめることでシロアリを寄せ付けない造りにできます。
スギ/ヒノキはどちらも触れるとインフルエンザウイルスが減少すると判明しています。
壁・床・手すりなど接触が多い箇所にスギ/ヒノキ材を使用するとウイルスの感染拡大を防ぐことにつながります。
スギ/ヒノキも木本来の香りがあるため、リラックス効果を望めます。
使用例として挙げられるのは、壁・床・手すり・家具などです。
壁や床などはいわずもがな、家具ならテーブル・椅子などやはり接触が多い物に使用することで予防効果が高まります。
真ちゅうは銅でできています。
実は銅にもウイルスを不活性化する効果が確認されています。厳密にいうと真鍮は銅+亜鉛の銅合金です。ステンレスと青銅、真ちゅうのドアノブを比較すると、青銅・真ちゅうはステンレスより抗ウイルス効果が高いと証明された実験データもあります。
実験ではドアノブとあるように、日常生活で触れる機会が多い箇所に真ちゅうを使ってみてはいかがでしょうか。
柿渋。こちらも漆喰と同じく古くから使われてきた材料です
柿渋は防腐塗料としての役割があります。
渋さのもとである「タンニン」にはインフルエンザウイルスやノロウイルスなど多くのウイルスを不活性化する効果があると研究機関で示されています。
柿渋は空気中の有害物質を吸着・中和する効果がありますが、加えて消臭効果もあるので
機能面だけでなく精神衛生面もフォローしてくれる優等生なんです。
使いどころでいえば多くのインテリアで使うことができるので汎用性が高いです。
長くなりましたが!最後の材料のご紹介です。
6のシラス!魚じゃありません。
6のシラス!魚じゃありません。
シラスは火山噴出物の1つ。一切化学物質を含まない純度100%の自然素材です。
外壁や内装材として使用される場面が多いです。
調湿や消臭効果が高く、シラス製の壁は空中をフヨフヨ浮かぶ菌に対して
除菌作用があることが研究機関により認められています。
また、有害物質を吸着し、触媒作用で分解させることが分かっています。
さて今回は抗菌・抗ウイルス性の特長を持つ材料をご紹介しました。
気になる材料はありましたか?